小関ブログ

北の核実験と防衛論議

今日は、今のところよい天気です。予報では昼過ぎから雨になるということですが、そんな感じはありません。
北朝鮮の核実験以来、多くの国会議員がTVの討論番組に出演し、防衛に関する議論が急速に盛り上がっているようです。国際社会の中でも強硬論が多数派を占めつつあるようで、だんだんきな臭くなってきました。
昨夜のTV朝日の討論番組では、安倍内閣が恒常的な自衛隊の海外派遣を容認する法案を国会に提出する準備を進めているという話があり、実際所信表明演説の中でも触れていると言うことを初めて知りました。また、友好・同盟国の軍隊との「双務制」が強調され、自衛隊がアメリカ軍や他の同盟国の軍と共に戦闘に参加をする可能性が出てきました。
北朝鮮のばかげた行動によって、一気にこの国の「防衛」に関する関心が高まり、これまで“平和ボケ”といわれる社会の中で、平和憲法が当たり前として来た方向性が変わる危機が生じています。まさに日本国民にとっては重大な問題を突きつけられているのだと思います。
安倍内閣はアメリカ、中国、韓国と協調して“圧力と対話”路線を取ることを表明しています。併せて日本独自の制裁を検討していると報道されています。この先、北朝鮮がどのような挙に出るのかは解りませんが、実際、圧力に耐えきれず暴発した場合に日本の平和は維持できるのか、アメリカは本当に守ってくれるのかはかなり怪しい状況だという意見もあります。
いずれにしても、現憲法下で国際紛争を武力によって解決できない以上、あの手この手での外交努力が求められるわけで、国連安保理決議を求めながら平和裏に北朝鮮を押し込める政策が必要なのだと思えます。私たち国民は、出来るだけ冷静に情勢を判断し、国際政治、国内の議論に耳を傾け、これまで培ってきた憲法の理念を出来うる限り変質させない努力が求められるのだと思っています。

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