小関ブログ

「士業に関する意見・要望調査」結果の公表

昨日は、午後から曇ったものの結局雨はありませんでした。予報ははずれでした。今日は朝から青空が広がり、爽やか気分です。
昨日、かねてより病気療養中であった書士会経理部長さんの奥様が亡くなられたという訃報が届きました。経理部長さんは、本当に優しい方なので、さぞお力落としのこととお察しいたします。心よりお悔やみを申し上げ、哀悼の意を表したいと思います。本日夜の通夜式に参る予定にしています。
季節の変わり目、寒暖の差が大きい時期でもあり、訃報が続きます。皆様も(私も含め)健康管理に注意をしてご自愛くださるよう。
ところで、昨日、内閣府の規制改革・民間開放推進会議、基本ルールWGが各士業団体に対して行った「士業に関する意見・要望調査」結果が公表されました。
公表サイト → http://www.kisei-kaikaku.go.jp/publication/index.html
特に注目されるのは、法律関係9士業のうち強制入会制度を取っている8士業全部が、強制入会制度の廃止を強く反対し、その継続を望んでいるばかりでなく、強制会制度とはなっていない不動産鑑定士協会が強制入会制度への移行を強く望んでいると言うことです。
強制入会制度は、各資格制度によって専門家性を認められた士業者が、その専門家性を維持発展させ、倫理を確立して常に品位を保持し、資質の向上を目指して公正・公平な立場で誠実に業務を遂行することによって国民の権利を擁護し、義務の履行に資するという本来の目的を達成するために欠かせないものであることは、各士業の共通の認識なのです。
政府推進会議の議論では「資格者団体の維持は会員にとって魅力ある活動を当該団体が行うことによって図られるべきは当然である。」としていますが、士業団体とは、その資格制度を基盤としているのであって、サークルや同好者団体のような任意の意思の集合体ではあり得ません。従って、“会員となる資格者全員が魅力を感ずる活動”というのは言うは易し、行うは難し(むしろ不可能といった方がよい)で、もしそのような論理で強制入会制度を廃止してしまった場合、多くの組織されないアウトサイダー的な資格者が出現し、最低限の専門家としてのモラルすら維持できず、公正性、公平性が大きく損なわれ、国民的な損失を生ずることは明らかだと思うのです。

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